不平不満ばかり言う人にどう対応したらいいのか
毎日毎日飽きもせず、
不平不満ばかり言う人っていますよね。
何を伝えても
自分の正当性を主張してくるだけで
どうにも埒が明かないという場合。
どんな風に対応したらいいのでしょうか。
不平不満ばかり言う人にはポーカーフェイスで対応 その１
結論を言ってしまうと、
「ポーカーフェイスで聞き流しましょう」
です。
聞き流したほうがいい理由の1つに、
「自分から出したものを誰も受け取らなければ、
それは自分の手の中に残る」
ということが挙げられます。
あなたが不平不満をぶつけられた時、
何か言い返してみたり、
その場しのぎに謝るなど対応した瞬間に、
その人の不平不満を受け取ってしまうことになります。
でも、黙ったまま
ポーカーフェイスで聞くだけにしていると、
不平不満は出した人のところに留まったまま、
行き場を失います。
つまり、不平不満は誰も受け取らなければ、
それを出した人が受け取ることになるのです。
出した不平不満を自分で受け取り、
そのことで自分を攻撃していることに気づいた時、
その人は虚しさを覚えるのではないでしょうか。
虚しくなった時、その人は
「不平不満を人にぶつけることは何の解決にもならない」
と気づくかもしれません。
不平不満ばかり言う人にはポーカーフェイスで対応 その２
2つ目の理由は、
不平不満など、怒りは感情の蓋と呼ばれていて、
その下には悲しみや寂しさが隠れているという点です。
不平不満をぶつけてくる人は、
何かしら悲しみや寂しさを抱えていて、
それを不平不満という手段を使って
「わかってもらいたい」と思っています。
ですが、うまく言葉で表現が出来ないのです。
あなたに「悪いところがあったら謝ります」と謝罪されても
相手は、心の奥の悲しみをわかってもらったわけではないので、
「謝ってほしいなんて言ってないわよ！」
と、更に怒りを膨れ上がらせることになるんですね。
優しくしても同じです。
あなたが反論もせず、優しくしていると、
「不平不満をぶつけることは良くないこと」
という無言のメッセージを送ることになります。
そうすると、相手は罪悪感や自己嫌悪でいっぱいになって
ますます自分自身を攻撃し、
不平不満を溜めていくことでしょう。
だから、「わかってほしいことは何？」と
向き合える相手ではないのなら、
怒りで蓋をしている悲しみをどう癒やしていくのかは
相手の課題として捉え、
あなたがどうにかしてあげようとすることは
手放してみて下さい。
話し合いの出来ない相手とまともに面と向かっていると
あなたが疲れてしまいますしね。
ムカつく気持ちも溜まってしまいます。
黙って聞き流すなんて冷たい、と感じるかもしれません。
私も「それじゃ、冷たくない？」と思っていたのですが、
相手の不平不満に必要以上に関わることで、
トラブルになることがわかったんです。
人間関係におけるトラブルは、
相手の課題（不平不満）に
土足で踏み込むことで引き起こされる
と言われています。
その２に書いたことがまさにそれです。
相手の不平不満の処理は、相手の課題なんですよね。
それをこちらがどうにかしようとすることで
トラブルが起こります。
だから、不快な思いをしたあなたは、
その思いをどう処理するのかという自分の課題に
取り組むだけで十分なんです。
自分を心地良くさせてあげるだけでいいんですね。
優しさを向けるのならば、
いつか相手が、
不平不満をうまく解決できることを
信じてあげるという感じです。
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「そんなこと言われると悲しくなります」って言っても、
「何がいけなかったのか教えて下さい」と聞いても
全く話し合いにならないんです。